「運送」と「輸送」の違いとは?その意味をわかりやすく解説! | 関根エンタープライズグループ
2022.05.30
普段何気なく耳にする「運送」と「輸送」という言葉ですが、その意味や使う場面は異なります。
とはいえ、何となく使用している人や、言葉の違いが説明できないという人は多いのではないでしょうか。
この記事では、物流業界に関わる人ならきちんと理解しておきたい「運送」「輸送」「配送」という言葉について、具体例を交えて解説します。
そして実際にどんな手段で、モノが運ばれているのかについても詳しくご紹介します。
目次
運送・輸送・配送の違いとは?
物流業界では、輸送・運送・配送といった似た言葉がありますが、使用する場面はそれぞれ異なります。それぞれの意味合い・違いについて理解を深めていきましょう。
輸送
一次輸送とも言われる「輸送」は、航空機・船・車などを用いて、人やモノを移動させる際に使用します。輸送というと、基本的に多くのモノを運ぶ際に使用される言葉で、中〜長距離での移動が多くなります。
例えばAのメーカー工場から、Bの配送センターに大量の製品を移動させる時などに、輸送という言葉を使用します。輸送方法を大きく分けると、下記の3つに分類され、移動先や移動距離などによっても輸送方法は異なります。
- 陸上輸送(トラック、鉄道)
- 海上輸送(船舶)
- 航空輸送(航空機、ヘリコプター)
配送
二次輸送とも言われる「配送」は、近距離で小口の荷物を運ぶ際に使用する言葉です。拠点間の移動である輸送とくらべると、配送は複数の場所に運ぶことをイメージするとよいでしょう。
例えば物流センターから、スーパーや小売店などに食品を運んだり、ネットショッピングで購入したものを個人宅へ届けたりする際に、配送という言葉を使用します。
なお配送には、小回りが利く自動車やトラックが使用されることが大半ですが、近年ではウーバーイーツのように自転車を使用した配送も増えています。
運送
「運送」とは、自動車やトラックを使用してモノを運ぶことを指して言います。
そのため船や航空機を用いた移動には、運送という言葉は使用しません。そして運送で運ぶのはモノだけという特徴もあり、人を運ぶ際には「輸送」を使用します。
トラックでの輸送が全体の9割!
物流業界では、輸送・運送・配送と使い分けていますが、実際にはどんな手段でモノは運ばれているのでしょうか。
総務省の「輸送機関別輸送量(※外部サイトが開きます。)」によると、貨物の約91%が自動車(トラック)によるものと報告しています。次に内航海運7%、鉄道が1%、航空が0.1%と続きますが、トラックによる輸送に大きく依存していることが分かります。
トラックは狭小地でも運べる点や、荷物量や価格などが調整しやすいという利点があるため、中〜長距離の移動を伴う輸送や、個人への配送など多方面で活躍しています。
トラックで輸送できるのは?
ここでは、トラックで輸送できるモノの一例をご紹介しますが、建築用資材から食品まで、実にさまざまなモノがトラックで運ばれています。
- 建材
- 自動車関連部品
- 精密機器
- 飲料
- アパレル
- 生活雑貨
- 空缶
- 食品
なお、関根エンタプライズでは「チャーター・輸送サービス」を行っています。
お急ぎの荷物や、大量の荷物の輸送などをお請けしております。その他に、小ロットの荷物を1台のトラックへ積み合わせて運ぶ「混載便」もあります。
詳しくは「チャーター・輸送サービス」をご確認ください。
全国で総合物流サービスを提供する関根エンタープライズグループ
関根エンタープライズグループは、各サービスに専門特化した6社の会社で構成され、幹線輸送をはじめ、ユニック輸送・共同配送など、あらゆる輸送形態に対応する総合物流会社です。
埼玉と大阪に物流倉庫を有しているほか、全国各地に拠点を保有。
お客様満足度日本一を目指し、お客様のニーズにお応えできるサービスを提供しています。
配送だけでなく倉庫での保管や各現場での実作業など、お困りごとがありましたら、まずはお気軽にご連絡ください。