ユニック車の正式名称って? 名前の由来は? | 関根エンタープライズグループ
2021.11.11
トラック業界ではクレーン付きのトラックのことを「ユニック車」と呼びますが、実はこちらは正式名称ではありません。
では一体どうしてユニック車と呼ばれるようになったのでしょうか。
今回の記事では、名前の由来とともに、ユニック車を製造する2大メーカーである「古河ユニック」と「タダノ」についてもご紹介したいと思います。
ユニック車の正式名称と由来について
建設現場なので重いものを持ち上げる際に、手軽にクレーンが使えるクレーン付きトラックのユニック車。
トラック業界では当たり前のようにユニック車と呼ばれていますが、これは通称であって実は正式名称や形状を指すものではありません。
正式名称は「搭載型トラッククレーン」であり、「積載形トラッククレーン」や「車両搭載型クレーン」と呼ばれることも。
ではなぜ一般的にユニック車と呼ばれるようになったのか、その由来はクレーン車を製造するメーカー「古河ユニック」の社名にあるといわれています。
古河ユニックが搭載型トラッククレーンに「ユニック」と名前を付け、商標登録をして販売しているのは有名な話。
もちろんクレーン車を製造するメーカーは他にもあるのですが、そのなかでも「古河ユニック」は歴史があり、市場でのシェアも大きいため、その有名さからもクレーン車の代名詞としてユニック車と呼ぶことが全国的に広まったようです。
ユニック車の2大メーカー「古河ユニック」と「タダノ」
国内に搭載型トラッククレーンを製造しているメーカーはいくつかありますが、代表的な2社「古河ユニック」と「タダノ」が有名です。
関根エンタープライズでもタダノのユニック車を多く所有しておりますが、特段、メーカーは指定はしていません。
古河ユニック、タダノはどちらもクレーン車のメーカーとして老舗であり、性能や価格帯に差はありません。
見分け方としては、クレーンの色など多少の違いも。
ここではその違いや、それぞれのメーカーの特徴をご紹介したいと思います。
古河ユニック
1946年に前身となる共栄開発株式会社が設立され、1989年に現在の社名に変更。
1954には機械式トラッククレーンを開発し、業界に大きな影響を与えてきました。
ユニックとは、「UNIVERSAL CRANE(=すべての人々にとってのクレーン)でありたいという願いと、力強いUNICORN(=その形が似ている伝説の一角獣)をイメージして作られた造語」と公式サイトでも社名の由来が紹介されています。
【ユニック車の特徴】
- クレーンの色:赤
- ラジコンの種類:ブームとフックをそれぞれ操作するスティック式、連動しての操作をするジョイスティック式の2種類
タダノ
1919年に北海道でもともと溶接業として設立。
多田野鉄工所として技術を磨き、1955年にはオリジナルの油圧式トラッククレーンを開発生産。国内発の製品として全国から注文が殺到し、数々の製品を生み出しながら今日まで業界のトップを走り続けています。
【ユニック車の特徴】
- クレーンの色:青
- ラジコンの種類:ブームとフックをそれぞれ操作するスティック式の2種類
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