物流業界用語としてよく聞く「物流インフラ」って何? | 関根エンタープライズグループ
2022.08.24
物流業界にいると、「物流インフラ」という言葉を耳にすることがあります。
そもそもインフラとはどういうものを指すのか、物流インフラにはどういったものが該当するのか。 今回の記事では、物流インフラとは何かを詳しくご紹介いたします。 ぜひ言葉の意味の理解を深めて、物流用語をおさえておきましょう。
目次
物流インフラの「インフラ」とは?
物流インフラの「インフラ」という部分の言葉の意味を知っていますか? 意味は分からなくても、なんとなく耳にしたことがある、という方も多いかもしれません。
インフラとは、英語の「infrastructure(インフラストラクチャー)」を略した言葉になります。 直訳すると「基盤」や「下部構造」という意味を指しますが、インフラというと一般的には「私たちの日常の生活や産業を支える社会基盤」という意味で使われています。
それでは、実際にどういった風に使われているのかを以下で解説していきます。
インフラの使い方って?
インフラやインストラクチャーというワードは、さまざまなシーンで用いられています。 ちょうどインターネットが普及しだした1990年代頃から「ネットインフラ」などの言葉がマスコミで登場する機会が増えました。
このように物流インフラ、生活インフラ、社会インフラなど、「○○インフラ」という形で、特定の分野の基盤や施設を表すことが多く見られます。
また別の使い方の例として、「インフラを整備する」「インフラ整備」という表現もあります。 インフラ整備は、インフラとなる生活や産業の基盤を強く、便利に発展させていく大切な作業です。
例えば、「ITインフラ」では質の良いパソコンやサーバーを用意して通信速度や安全性を高めたり、業務を円滑にするために最適なアプリケーションをデバイスにインストールしたりと、ITを活用する基盤となるものを整備することを指します。
このインフラ整備が正しく行われなければ、IT環境においてデータのトラブルや情報漏洩など悪い影響を及ぼしてしまうことになりかねません。
また近年は、社会の課題であるSDGsの取り組みとして経済や地域のインフラ整備について注目が高まり、ここでもインフラという言葉をよく目にするようになりました。
これらの例からも分かるように、「インフラ整備」という言葉は、明確な目的がある上で物事を発展し、成長させるという意味合いで使われることが多く見受けられます。
インフラを整備することは、社会や経済の動きに大きく関係しているといえるでしょう。
代表的なインフラの種類
「物流インフラ」だけでなく、最近では「ITインフラ」などという言葉も聞いたことがあるかもしれません。 このように政治や経済、産業、都市など、特定の分野において「○○インフラ」と呼ばれるものが数多くあります。
ここでは、インフラという言葉が使われる例としてインフラの種類をご紹介します。
生活インフラ
「生活インフラ」は、いわばライフラインと呼ばれるもの。 私たちが生活をする上で必要となるインフラは、ガスや電気、水道などを指します。 広く見れば交通や通信、物流なども生活インフラといえるでしょう。
社会インフラ
言葉どおり、社会を支える基盤となるのが「社会インフラ」。 設備や施設として、学校や病院、警察、医療や福祉などが例に挙げられます。
また道路や鉄道、下水道、発電所なども社会インフラに含まれます。 基本的に民間企業や国や自治体、公的な企業によって整備や運営が行われています。
ITインフラ
インフラの代表格ともいえる、「ITインフラ」。 「通信インフラ」や「ネットインフラ」と呼ばれることもあります。
ITに関すること、つまりインターネット通信に必要なものを指します。 パソコンやサーバ、スマホ、タブレットをはじめ、インターネット回線やプロバイダ、ルーターなどが該当いたします。
さらに、デバイスを使って作業をするためのアプリケーションやソフトもITインフラの一つといえます。
物流インフラについて
さまざまなインフラの例を挙げましたが、ここでは物流インフラがどういったものを指すのかをご紹介したいと思います。
物流の基盤となるのは、物を運ぶトラックや列車、飛行機、船などです。また、それらの交通網となる道路や線路、港湾、空港、トンネルなども物流インフラに含まれます。 さらに、物流に必要なものといえば工場や倉庫の施設、荷物を運ぶ物流機器なども。
物流はアパレルや食品、生活用品、さまざまな資材など、生活に必要なものを移動させています。 これは私たちの生活にとって、欠かせないものです。
つまり、物流自体が社会インフラでもあるのです。 物流は我々の生活の基盤となり、社会を発展させていく重要な役目を担っています。
関根エンタープライズも、物流を通して社会に広く貢献できることを目指しています。
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