物流倉庫の作業を効率化! 生産性を上げるための5つの目標 | 関根エンタープライズグループ
2022.09.21
オンラインショップの普及などにより、今やどの業界にも欠かせないものとなった物流倉庫。 「物流倉庫での生産性を少しでも上げたい」と考える経営者や管理者の方が、多いのではないでしょうか。
倉庫内の作業を効率化するためには、倉庫管理が重要となってきます。 倉庫管理とは、商品の在庫や人員、設備などの管理など、倉庫内の業務をマネジメントすることを指します。
そこで今回は、物流倉庫の業務において生産性を上げるための5つの目標をご紹介したいと思います。
目次
物流倉庫の目標(1):現状を把握
物流において、効率よく生産性を上げるためには、まず現状を知ることから始めましょう。 そこから課題が見えてくることがあります。
具体的にどういったことかというと、例えば以下のような内容になります。
- 倉庫内にどれくらいの商品があるのか
- どの作業にどのくらいの人員を要しているか
- 1時間にどのくらいのピッキング作業ができているか
- 1日でどのくらいの量の配送作業を行えているか
1時間に30箱の配送ができている場合、それはその倉庫にとって多いのか少ないのか? 現状を把握することで具体的な数字が分かり、工数、つまり生産性を表す数値が見えてきます。
これをもとに、「1日何箱の配送を目指そう」と目標設定もしやすくなり、人員や作業の計画を行いやすくなります。
物流倉庫の目標(2):レイアウトの改善
物流倉庫内のレイアウトは作業動線を短縮し、スムーズに業務を進める上で、とても大切。 どこにどんな商品や荷物を置けば効率のよい動きができるのか、これらを考慮したレイアウトにするだけで、作業が捗ります。
広い物流倉庫では、歩き回るだけで意外と移動に時間がとられていることも。 出荷頻度の高いものは入出荷しやすい場所に配置したり、一緒に配送する機会が多いものは近い場所に保管するなど、ロケーションを工夫することで無駄な時間の削減に繋がります。
また、動線だけでなく、働く人たちが把握しやすいよう分かりやすく配置するのも重要です。 もちろん、倉庫内を綺麗に保つために整理整頓も欠かせません。 ごちゃごちゃしたレイアウトや、物が多い倉庫はどこに何があるかが分かりづらく、作業に時間を要してしまいます。
「商品の移動がなんだかスムーズじゃない」「どこに何があるか分かりにくい」といった問題に心当たりがある場合は、一度今のレイアウトを見直してみましょう。
物流倉庫の目標(3):出荷ミスを出さない
商品を倉庫から搬出する出荷の作業は、物流の中でも特に重要なポイントです。 ここでミスが発生すると生産性が下がり、会社の利益にも左右してきます。
とはいえ、いくら注意していても人間が作業しているとミスは起こりえるもの。 まずはミスが起こらないように作業に取り組むようにしましょう。
特に出荷の作業でミスが多いのは、以下のようなものです。
【出荷ミスの一例】
- 違う商品をピックアップしてしまう(同品番のタイプ、色、サイズなど)
- 確認不足による商品点数の間違い
- 送り状の作成ミスによる送り先の間違い
- 付属品(説明書や請求書など)の同梱漏れ
- 商品が傷や破損などがある不良品だった
こういった出荷ミスを起こしてしまうと、企業としての信頼を落としてしまうリスクも。 システムを活用し、デジタル化することによって人為的なミスを避けたり、万全のチェック体制を整えるなど、今すぐにミスを減らす取り組みを始めましょう。
物流倉庫の目標(4):充分な人材の確保と教育
効率的に作業するには、入出荷するタイミングなど、忙しい時間帯は充分な人材を配置する必要があります。 適切な作業スタッフを確保することで、より質の高いサービスに繋がります。
またスムーズな作業やミスの起こらない作業を行うためには、従業員の教育も大切です。 ルールがなく、人によってやり方が違えば、ミスが起こるリスクがある上、原因の追及が難しい場合も。 手順やマニュアルをきちんと作った上で、何が正しくて、何がいけないことか共通認識を持つようにしましょう。
また倉庫内の作業は、実際にやってみないと分からないことも多いので、手順やマニュアルを作る場合は作業者の意見を取り入れるのがよいでしょう。
物流倉庫の目標(5):WMS(倉庫管理システム)の導入
「WMS」とは、「Warehouse Management System」の略で倉庫管理システムのこと。 物流倉庫内の入出庫や在庫の変動、帳票類の発行、配送の管理など倉庫内の運営をサポートするシステムです。
導入にはコストやスタッフへの研修が必要となりますが、正確なデータが一目瞭然になり、これまで手作業で行っていたことも自動化されるため、倉庫内作業の大幅な効率化を図ることができます。
システムを利用することで、無駄のない倉庫管理を実現しましょう。
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