小型トラッククレーンって?特徴・種類・用途について紹介 | 関根エンタープライズグループ
2023.12.27
小型トラッククレーンは、作業現場などで多く使用されています。業務がスムーズに進むすぐれものですが、どのような性質を持つ車種なのか詳しい情報を知らない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、小型トラッククレーンの特徴、種類、用途について解説します。小型トラッククレーンの購入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
小型トラッククレーンの特徴
小型トラッククレーンは、荷台にクレーンが設置されている小型トラックのことです。
トラッククレーンは「重い荷物の運搬」と「荷物の移動」という2種類の役割を果たします。「ユニック車」「クレーン付きトラック」と呼ばれることも少なくありません。
最大積載量によって大きさが分類されており、小型トラッククレーンは一般的に2t~3tトラックのことを指します。竿部分(ブーム)を2~3段階まで伸ばして長さを調整することも可能。用途に合わせて長さを変えることで、さまざまなシーンに活用できます。
小型トラッククレーンの種類
小型トラッククレーンには、大きく分けて「キャブバック型」「ハイアウトリガー型」「荷台内架装型」といった3つの種類があります。
キャブバック型
「キャブバック型」は、運転席と荷台の間にクレーンが設置されている小型トラッククレーンです。
小型トラッククレーンの中ではもっともスタンダードな形式といっていいでしょう。前方にクレーンがついている構造が目立ちますが、後方に設置されている車種もあります。
ハイアウトリガー型
「ハイアウトリガー型」には、車体を安定させる役割がある「アウトリガー」が搭載されています。これによって、小型トラッククレーンを好みの傾斜角度に変えることが可能。アウトリガーにジャッキアップ機能がついていることもあります。
「ハイアウトリガー型」はさらに細かく3つのタイプに分類することができます。
- リアアウトリガー:アウトリガーが前方と後方に設置されているタイプ。重量のある資材を運搬する際に役立つ。
- 差し違いアウトリガー:アウトリガーのジャッキ部分が四角形であるタイプ。安定感が高い。
- ハイアウトリガー:ほかのタイプと比べてアウトリガーが長いタイプ。車体を支えながら作業ができる。
荷台内架装型
「荷台内架装型」は、トラックの荷台にクレーンが搭載されている小型トラッククレーンです。ほかのトラッククレーンと比べると全体的に小ぶりであり、「簡易クレーン」と呼ばれることもあります。
トラッククレーンの種類についてはこちらの記事でも詳しく説明しているので、ぜひお読みください。
関連記事:「ユニック車の特徴や種類について | 関根エンタープライズグループ」
小型トラッククレーンの用途
小型トラッククレーンは、「狭い道を曲がったり住宅地を走行したりする」というシーンで大きく役立ちます。なぜかというと、車体のサイズが小さくて小回りが利くからです。
それゆえに吊り上げ能力、車両総重量、最大積載量などは大型トラッククレーンよりも劣りますが、吊り上げる荷物の重さなどがそこまで大きくない場合はむしろ使いやすいでしょう。
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