荷役の意味とは?読み方・基本的な流れ・作業内容は? | 関根エンタープライズグループ
2024.02.21
「荷役」の意味は、降ろした荷物を倉庫などに保管し、出荷するまでに発生する作業のことです。物流においてなくてはならない作業の1つと言っていいでしょう。
この記事では、荷役の言葉の意味、読み方、業務の流れ、作業内容の具体例などについて説明します。荷役の外注を検討している方に向けた情報にも触れていくので、ぜひ参考にしてください。
目次
「荷役」の意味とは
「荷役」とは、倉庫に荷物を入庫〜出庫する際に必要な業務のことです。降ろされた荷物を倉庫に移動させることや、出庫のために倉庫内で荷物の準備を行うことなどが意味として含まれます。
荷物を届けるまでにかかる能率や品質維持などに深くかかわってくるため、物流業界において重要視されている過程の1つ。
なお、荷役は物流の5大機能(あるいは6大機能)の1つに数えられています。機能の内容について詳しい情報が知りたい方は、こちらの記事をぜひご覧ください。
関連記事:「物流の機能とは?各機能の役割と効率化に向けた取り組みについて | 関根エンタープライズグループ」
「荷役」の正しい読み方は?
物流業界で使われる「荷役」という用語は、一般的に「にやく」と読むことが多いです。「役」という漢字は「やく」「えき」という別の読み方ができるため混乱しやすいですが、正しい読み方を覚えるようにしましょう。
荷役の基本的な流れ
荷役は、主に以下の流れに沿って実施されます。作業内容によって、クレーンなどの機械を使用するか人力で実施するか変わってくるでしょう。
「荷物の積み降ろし作業」→「荷物を入庫させるための作業」→「倉庫内での準備作業」→「荷物を出庫させるための作業」
荷役に含まれる作業の意味
ここからは荷役の流れに合わせて、具体的な作業内容を詳しく解説します。
荷物の積み降ろし作業
輸送された荷物を車両や飛行機などから降ろします。人間の力だけでは作業が難しい場合、フォークリフトなどを使うことも。船などから荷物を降ろすケースもあります。
荷物を入庫させるための作業
降ろした荷物を倉庫に入庫するための作業は以下の通りです。
- パレットなどに荷物を安全な状態で積みつける作業
- 該当する荷物の運搬作業
- 荷物を倉庫内に移動させ、入庫させる作業
- 荷物を特定の保管エリアに配置する格納作業
- 各種検品作業
こうして荷物が倉庫に移されたあとは、品質が損なわないように丁寧な管理が求められます。
倉庫内での準備作業
続いて、荷物の出庫にあたって必要な作業を倉庫内で実施します。
- 出荷予定の荷物をピッキングする作業
- ピッキングした荷物を仕分ける作業
ピッキングは、倉庫内の荷物の中から必要な分量のみを選び集めることです。その後、出荷される行先、積載予定の車両、荷物の種類、サイズなど細かな分類ごとに仕分けていきます。
ピッキングについては、こちらの記事でも解説しています。
関連記事:「【物流倉庫】ピッキングの種類は?作業を効率化する方法も | 関根エンタープライズグループ」
荷物を出庫させるための作業
荷物の出庫にあたって、倉庫から取り出された荷物の出荷作業を行います。「荷揃え」として、荷物をあるエリアに集合させ、各種チェック・検品を実施。その後、倉庫から出荷先へ向かって荷物が移動されていきます。
荷役を外注してみませんか
荷役は物流において大きな意味があり、大切な役割を果たしています。しかし、自社のみで荷役に取り組もうとすると、大きなコストや労力がかかってしまうでしょう。
そこで、荷役を専門業者に委託する方法をおすすめします。専門的なノウハウをもとに、今回紹介したような作業が安全に実施可能です。できるだけ幅広く情報を集め、より自社に適した業者を選ぶといいでしょう。
こちらの記事では、外注によって得られるメリットの一覧などについて解説しています。
関連記事:「物流アウトソーシングとは?メリット・デメリット・業者の選び方を解説 | 関根エンタープライズグループ」
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